海外研修に備えて
パスポート
日本国外へ出国するためにはパスポートが必要になります。各都道府県の申請窓口で申請しますが、発券までに10日ほどかかりますので余裕を持って準備しましょう。パスポートを申請するためには次の書類(詳細省略)が必要です。
1,一般旅券発給申請書 1通【申請書はパスポート申請窓口で入手可能】
2,戸籍謄(抄)本 1通
3,住民票の写し 1通
4,写真 1枚 【縦4.5cm×横3.5cmの縁なしで、無背景(薄い色)の写真】
5,官製はがき 1枚【宛先として住民票どおりに申請者の住所、氏名を記入】
6,申請者本人に間違いないことを確認できる書類(原本)【運転免許証など】
上に掲げられている書類を全部揃えて、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請して下さい。
(注:未成年者(20歳未満)が申請する場合には別途規定が設けられています。)
パスポートを受け取る時には次のものを持って、本人が必ず交付(申請)窓口に行って下さい。
1)申請の時に渡された受理票(受領証)
2)手数料(必要額の収入証紙及び収入印紙(10,000円〜15,000円)を受領証に貼付)
3)申請の時に提出し、自宅に送られてきたはがき
→詳しくは
外務省のページをご参照下さい。
ヴィザ
現在は、日本国籍者はいかなる目的でも(除:ワーキングホリデー)日本でヴィザを取得していく必要がなくなり、ドイツ入国後直接滞在先の外人局で申請できるようになりました。滞在が3ヶ月を越える場合には、入国後90日以内に申請を行って下さい。必要書類は次の通りとなります。
(念のため、申請に行く前に必要書類の種類と部数を各都市の外人局へ確認しましょう)
申請時:
申請書/誓約書/写真(申請の都市によりサイズが異なります)/語学学校の入学 許可書コピー/滞在費に関する保証書*/パスポート/住民届済証明書/手数料
*「滞在費に関する保証書」以外の書類は、現地で手に入れることができます。
↓
「滞在費に関する保証書」は次のいずれかです。
@奨学金:奨学金が支払われることを証明できる文書(独文又は英文)のコピー
A親族による保証:事前に保証人本人が大使館へ出向き、用意されて いる書類に署名。
(この際パスポート・運転免許証のいずれか、及び預金通帳又は残高証明書又は給与証明を持参)
B滞在者本人の口座残高証明:事前にEUR620.-×滞在日数(生活費の扱い)
+帰国便の飛行機代又は航空券+未払いの学費がある場合は、その額を上回る額。
の合計金額を、なるべくユーロ建てにして残高証明(独文又は英文)をおとりください。
受取時:
パスポート/提出の指示があった場合(健康診断書・健康保険加入書・無犯罪証明書等の書類)
以上を参考に、日本で準備できる範囲で書類を揃えておいてください。
→詳しくは
ドイツ大使館のホームページでご確認下さい。
※日本国籍所有者でオーストリアへ行かれる方は、
観光や留学が目的で滞在期間が6ヶ月を超えない場合、ヴィザの申請は不要です。
→詳しくは
オーストリア大使館のホームページでご確認下さい。
保険
研修に際しては、その期間に関わらず必ず海外旅行傷害保険に加入して下さい。
A.I.Uでは『海外留学保険』に加入することができ、通常の死亡・後遺障害・治療費保障に加えて、万が一、加入者が留学先で入院・死亡した際に家族が救援に行かれる救援者費用や、アパートや寮の家財や身の回り品にまで補償範囲が広く設定されています。加入時に英文の保険証明書を受け取っておくと、ドイツ国内でも保険加入の証明が可能になります。
→詳しくは
AIUのホームページでご確認下さい。
健康
現地滞在中はもちろん、出発前から体調を崩さぬよう健康には十分お気をつけ下さい。歯は海外旅行傷害保険の対象にはなりませんので、必ず検診・治療を済ませておいてください。医薬品は医師の処方がないと買えないことが多いので、常備薬など使い慣れたものをお持ちになった方がよいでしょう。
所持金
2002年よりドイツ・オーストリアを含めた経済通貨同盟12ヶ国で単一通貨ユーロが導入されました。
・所持金は80%をユーロ建てでのトラベラーズチェック(以下T/C)、20%を現金でお持ちになることをお勧めいたします。
(ユーロのT/Cは
東京三菱銀行や、外貨を取り扱っている都市銀行で購入できます。)
・両替は大都市の駅構内・空港の両替所・市内の銀行・ホテルのカウンターなどでできます。ただし両替率や手数料に若干の差がありますので、銀行で両替するのが 良いでしょう。(東京三菱銀行では、ユーロのT/C及び現金両替機械が多くの支店に置かれています。)
・
シティバンクをはじめとして、日本で円を入金しておいて、海外で現地の通貨を引き出すことのできる口座もあります。銀行にお問い合わせください。また、郵便局にも同様のサービスがあります。
持っていると便利なもの
@
ユーレイルパス・ジャーマンレイルパス
*旅行社にて(手続に日数を要します。お早めにお申込ください)
*現地にて(購入時要:パスポート)!レートの関係で現地の方が安い場合もあります。
《ジャーマンレイルパスが買えるオフィスのある駅》
ベルリン・ツォー駅・ドレスデン中央駅・ハンブルク中央駅・ケルン中央駅・ハイデルベルク中央駅
・フランクフルト空港駅/中央駅・シュトゥットガルト中央駅・ミュンヘン中央駅
A
国際学生証 - IDカード(日本で学生であれば発行可能な国際学生証です)
学生証のコピー又は在学証明書・写真 3.3x2.8cm 1枚 手数料¥1,430.-
B
ユースホステル会員証
住所確認ができるもの(免許証・保険証等)が必要。 登録料¥2,500.-
*会員登録をしておくと、各国のユースホステルが利用可能です。利用の際にはシーツの使用が義務付けられています。(持っていない場合は有料で貸し出し)軽いシーツ又は寝袋を持っていると便利です。
C
国際免許証
免許証・パスポート・写真5x4cm 1枚 手数料¥2,650.-
1年間有効。詳しくは管轄の都道府県交通課または運転免許試験場へ。
*ヨーロッパではMT車が主流です。
飛行機にて
預ける荷物の重量制限は20kgです。20kgを超えると超過料金を請求されることもあります。(預ける荷物は乱暴に扱われます。壊れやすいものは機内持ち込みに)
旅行カバンや手荷物には必ず氏名を記入し、わかりやすい目印をつけて下さい。以前旅行した時の行き先札は、誤送の原因となるので外してください。
現金や貴重品また到着直後に必要になるもの(現地滞在先の連絡先、小さな辞書等)は、機内持ち込みの手荷物にしましょう。
衣服・洗面具・化粧品・洗面具・化粧品
ヨーロッパは時間や日によって寒暖の差が激しいので、調節のきく服を準備して下さい。春夏は日本より冷え込むので、防寒具もご用意ください。遠足に参加される方は歩きやすい靴、コンサートや観劇にはそれにふさわしい服を用意 しましょう。ドイツには公営プールのある町が多く、水着・水泳帽があれば水泳も楽しめます。(帽子着用が義務付けられている地域もあります)
ドイツ、オーストリアの電圧は220Vで、差込も日本のものとは異なります。髭剃り・ドライヤー等は電圧切り替えのできるものか電池式のものが便利です。仮に差し込み口が同じでも電圧が違い、使用すると壊れるので気をつけましょう。化粧品は現地でも購入できます。
常備薬など体に慣れているものをお持ちください。(現地の薬は日本人には強すぎる傾向があります)漢方薬は税関で廃棄されることがありますのでご注意下さい。
ヨーロッパでは、ソフトコンタクトを煮沸しなくてよい保存液・煮沸液兼用の薬品を使用しています。煮沸の必要な方は、その道具(薬品を含めて)を日本からお持ち下さい。メニコン・シード等のコンタクトレンズ用品は現地の薬局で売っています。
図書
辞書・旅行案内書・オペラの解説書など、ご自身が現地の生活を楽しむために役立つ本や、日本の紹介に役立つ簡単な日本料理の案内・日本の概要の説明(独文・英文が便利)が載った本をお持ちになることをお勧めします。特にヨーロッパでは日本の土地面積や人口を数で尋ねることが多いので、用意しておくと会話も弾みます。最近では独和・和独辞典と広辞苑が入った電子辞書もあり、軽いので持ち運びにも便利です。
食品
現地の食材だけで生活するのが経済的ですが、インスタント食品や緑茶のパックなどがあると便利でしょう。近年は普通のスーパーマーケットでもキッコーマンのお醤油や、日本米に似たお米が簡単に手に入ります。大抵の街にあるアジア食材店では日本の食品が手に入りますが、日本に比べて数倍割高です。
旅券用写真
旅先でパスポートを紛失すると再発行に2週間ほどかかります。保管には十分気をつけてください。念のためパスポート用写真を数枚、予備にお持ち下さい。(現地で定期券購入の際などにも必要になることがあります)またパスポートのコピーは財布の中などに入れて、ご携帯ください。(日本の自宅に一枚置いておいてもよいでしょう)
その他
*洗濯バサミ、洗濯ネット、折り畳み傘、スリッパ(ドイツでは、室内では室内履きを使用する家庭が多いです)、ビーチサンダル等。広辞苑のついた電子辞書なども便利です。
*パソコンに関しては、各学校で利用できる所もありますが、「日本語が文字化けして読めない」ということが多々あります。必要な方はノートパソコンを持参すると良いでしょう。デジタルカメラもあると便利です。
*滞在先へのお土産は必ずしも必要ではありませんが、千代紙などちょっとしたものがあれば、話題作りにも役立つでしょう。日本のポストカード、自分の家族の写真などを持っていくと、話が弾むことと思います。
*長期滞在の方で小包を送りたい場合、数日間であれば学校で預かってくれます。ご自分が現地に到着してから荷物が届くタイミングで、学校宛に送って下さい。ただし、紛失の際の保障はしてくれないので、速やかにお引きとりください。