ドイツ語圏へ音楽留学「何を?」「いつ?」「どうやって?」
無料でご相談いただけます
ドイツ語圏の音楽大学の募集要項や試験の内容、求められる条件はそれぞれの大学で異なり、また頻繁に内容変更があるため、
希望の大学の要項を事前に調べる必要があります。音大留学相談では基本的な情報の提供のほか、
専門的なアドバイスも受けられます。
あなたの状況とご要望にあった留学の実現をアドバイザーがサポートします。現地のドイツ語学校での語学留学の斡旋も実施しております。
■相談内容
・ドイツ語圏音楽大学留学の基礎知識
・個々の大学の入試要項の確認
・ドイツ語学習計画
・音楽留学スケジュール
など
■対象
当学院生在校生
■お問い合わせ
電 話:03-3374-4863
*翻訳通訳、現地への個別問い合わせ、申請代行などは別途費用がかかります。ご相談ください。
*翻訳通訳業務料金表:こちら
音楽留学の成功のカギ 「ドイツ語能力」
昨今、ドイツ語圏への音大入学に必要とされるドイツ語能力レベルが高くなる傾向にあります。多くの音楽大学が受験応募資格としているドイツ語検定試験B1の取得が一つの目安となります。初めてドイツ語の勉強を始める場合、習得までに少なくとも1年は必要とされるドイツ語中級レベルです。いつか音楽留学をしたい、とお考えの方は早めにドイツ語学習計画をたてることをおすすめします。
目指すは入学!でも、大切なのはその後の留学生活です。
ドイツ語習得は入学だけでなく、音楽留学そのものの成功へのカギとなります。
ドイツ語できちんとコミュニケーションが取れることで、留学生活が豊かになり、その経験はひいては音楽スキルの向上につながるでしょう。
ドイツ語の基礎文法を日本語で学ぶこと。これはドイツに行ってからではできないことです。まず最初に文法の基礎を理解してしまえばその後のドイツ語でのドイツ語レッスンが格段に理解しやすくなります。
どうぞお気軽に「音楽留学なんでも相談室」をご利用ください。
■今期講座プログラム:こちら
夢の音楽留学 あなたはどこへ?
*大学の募集要項は予告なく変更されています。応募の際には最新情報の確認が必要です。
詳細についてはご相談ください。
■ミュンヒェン音楽大学 Hochschule für Musik und Theater München
>
公式サイト
■ハンブルク音楽大学 Hochschule für Musik und Theater Hamburg
>
公式サイト
■ケルン音楽大学 Hochschule für Musik und Tanz Köln
>
公式サイト
■ウィーン音楽大学 Universität für Musik und darstellende Kunst
>
公式サイト
■シュトュットュガルト音楽大学 Hochschule für Musik und Theater München
>
公式サイト
■ライプチヒ音楽大学 Hochschule für Musik und Theater Felix Mendelssohn Bartholdy Leipzig
>
公式サイト
■その他の大学 —国別—
●ドイツ Deutschland
●オーストリア Österreich
●スイス Schweiz
Y.A.さん マンハイム音楽舞台芸術大学大学院
10月からマンハイム国立音楽舞台芸術大学の大学院で勉強しています。ドイツ留学を決めたのはおよそ1年前のことで、(日本で半年ドイツ語を学んだ後)入試の3ヶ月前にドイツへ渡り、その間現地のドイツ語学校に通いながら入試の準備をしていました。
日本の音大で一通り文法は勉強したので、読み書きはまだ良いものの、話すことがとても苦手で、ドイツに来てからとても苦労しています。
多くの外国人は、むしろ話すことの方が得意なようで、同じクラスの子たちでもスムーズに会話をしていて、かなり衝撃を受けました。
大学での授業、レッスン、アンサンブルの合わせ等はもちろん全てドイツ語です。当然読み書きよりも、聞き取りや話すことが必要となります。話せないことへの不甲斐なさも感じますが、良い練習の機会になっています。
入試前に門下生と知り合い、その方の手助けにより合格後すぐに住む場所も決まり、銀行口座開設や健康保険加入、大学への必要書類の提出等も戸惑うことなく終わりました。また、たくさんの日本人の方々とも仲良くなり、困ったことがあった際は相談に乗っていただいています。特に知らない土地では、助けていただける方がいる分だけ本当に心強いので、日本人に限らず多くの人との繋がりを大事にすべきだと思いました。
言葉の壁は厚いものの、音楽に対する環境がやはり日本と大きく違い、ドイツに来ることが出来て本当に嬉しく思っています。
学校では演奏の機会がたくさん設けられており、まだ入学して間もないですが1週間のうちに3回も本番があったこともあり、忙しくも充実した日々を送っています。
また、劇場やコンサートホールも学校の近くにあり、オペラやオーケストラ、室内楽など、様々な演奏会を安価な学生料金で楽しめるので、多くの学生がよく足を運んでいます。
C.O.さん マンハイム音楽大学 ピアノ専攻
留学先であるマンハイム音楽大学では、歌曲伴奏科というところで声楽曲のピアノ伴奏を専門に学んでいます。
ドイツ語に関して私が特に感じたことは、“ドイツ語圏外の人と会話をする時にはとても楽に喋ることが出来るのに対し、ドイツ語を母国語とする人と会話をすると言葉が詰まり、上手く話せなくなる”ということです。これは留学生同士、母国語でない言葉、主に簡単な単語で会話が成立するため、なんとなく意思疎通が図れるのですが、ネイティブの人は会話のスピード・語彙の豊富さからくる表現の仕方がやはり違うので、慣れるまでには時間がかかりました。そしてもちろん間違った時には正しいドイツ語を教えてくれます。そういった点で日頃からネイティブの人達と一緒に過ごすことが出来ている私は有り難いと感じています。
私が一番お世話になっている方にどう感謝の気持ちを表したらよいかと伝えた際に、「今後留学してくる人たちを同じように助けてあげて、力になってあげて。そういう気持ちは受け継がれていくものだから。」と言われたことがあります。
まだまだ留学して一年少々経ったほどで、語学の壁にぶち当たることも多い(ほぼ毎日)ですが、これからドイツに留学される方やお仕事で来られる方の力に少しでもなれたらと、恩返ししていけたらいいなと思っております。また同じような気持ちを持っている方は必ずどの都市にもいらっしゃると思いますので、安心していらしてください。
皆さんがこれから出会う方々とのご縁によって、素晴らしい留学生活、海外生活となりますよう、心からお祈り申し上げます。
R.Y.さん ケルン音楽大学 ピアノ専攻
ドイツ、ケルンに留学して5年目になるR.Y.です。
現在留学している1人として僕の体験談が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
留学するに当たって大変なことは主に語学と家探しだと思います。
ドイツでも確実に練習できる家を探すのは難しいことです。家を探すに当たって現地にいる人に情報をもらったり、インターネットや学校の掲示板、又は直接不動産屋で物件を探すことになります。音出しが出来る家が見つかったとしても、隣人次第で出来なくなるという話を実際に聞きました。
僕は幸運なことに練習が出来るホームステイ先を紹介して頂くことが出来て4ヶ月程そこでお世話になりました。このホストファミリーには助けてもらってばかりで言葉に表せないくらい感謝しています。後に、インターネットの掲示板で代々音楽家が引き継いでいる家を見つけることが出来ました。
さて肝心の語学ですが、僕は殆どドイツ語を学ばずに渡独してしまったためにそれはそれは苦労しました。先ず、ホストファミリーとのコミュニケーションは片時も辞書が離せなかったです。身振り、手振り、筆談、ありとあらゆる方法でコミュニケーションを図りました。ドイツ生活2日目に買い物に行ったのですが、レジのおばさんに話しかけられてももちろん理解できず曖昧に返事をしていました。後になってみれば「袋いる?」とか「レシートいる?」みたいな簡単なことでした。パン1つ買うのにも最初のうちはドキドキしていて屋台では間違って鳥の丸焼きを買ってしまったこともあります。。。
生活だけでなく学校ではもちろん授業やレッスンはドイツ語ですし、室内楽では拙いドイツ語でのメンバーとの合わせは慣れるまで大変でした。学校や状況によって違いはありますがドイツ語資格の提出、レポートの提出や修士論文を書く場合があります。
ドイツに来てからでもドイツ語は学べますが、少しでも安心して留学を始められるよう、少しでも積極的に先生や音楽仲間とのコミュニケーションが取れるよう、そして何より音楽に集中するためにも日本でドイツ語を学ぶことは重要だと思います。僕がハイデルベルクで学んだのは1ヶ月だけでしたがそれでも習った単語や文法はかなり役に立ちました。
少しマイナスな話ばかり書いてしまいましたがもちろんそればかりではありません。
日本ではなかなか聴く機会がないような演奏家やオーケストラのコンサートが頻繁に行われていて学生や立見席などでは安価なチケット代で聴くことができます。興味のある先生や講習会、コンクール、コンサートなど音楽を身近に感じることができ、自分次第でたくさんの経験やチャンスを得ることが出来ると思います。
これから留学する皆様が素晴らしいスタートを切ることが出来ますように。
S. K.さん カールスルーエ音大 フルート専攻
ドイツ語についてですが、ゲーテに通っていてやはり日本人に共通していた問題・悩みはSprechenでした。
ディスカッションやプレゼンテーションをする際に原稿なく話せる他の国の人に比べてやはり私を含め皆さん原稿がないと言葉に詰まってしまう。と言うのはよくドイツ語について話す上で必ず上げられていました。
もちろん筆記試験になると同じかそれよりも良い点を取れるのですが、正直こちらで暮らしていて話せないと意味がないなと何度も痛感することはありました。 Phonetikに関してはLとRは日本人苦手なのよね。と、先生は言っていました。発音は本当に難しいですね。
ドイツと日本はやはり全く違う文化です。
音楽家がなぜその曲を作ったのか、生活していると納得する場面もあります。
これだけ寒い冬が続けば春が嬉しいのもわかったり、"Spazieren gehen"なんて日本で最初の方に習った時そんなに使わないんじゃないか…?と思ったりしましたがこちらに来て良い天気の日の散歩が好きになりました。
クラシック音楽は西洋から来たものですからドイツで生活したり、そこにいる人を見ているだけでも、日本にいる時よりも考え方が変わってくると思います。大変なこともありますが、毎日起きる小さな発見が嬉しかったりするから私はドイツに留学出来て良かったなと思っています。皆さんの留学が素晴らしいものとなるように応援しております。