2学期全24回の授業を通して、ドイツ語の運用規則の主要な領域についての理解を深め、正しく使えるようになるための土台作りをします。
4月から始まる中級文法Ⅰでは、主に平叙文を作るうえで必要な規則を取りあげていきます。
ドイツ語の読解力やコミュニケーション能力を向上させるためには 、土台になる運用規則である文法の理解が重要な鍵になります。
文法のための文法ではなく、常に応用面を意識して学ぶことによって、規則間の関連性やドイツ語の仕組みが見えてくるはずです。
7月から始まる中級文法Ⅱは、春学期の中級文法Ⅰに継続する形で形容詞の比較変化の解説から始めます。全12回の授業を通して基礎的な文法知識の深化を図ります。特に話法や態などの理解や文の拡張についての重点を置いていきます。
独検準1・2級、大学院受験を目指している方にもおすすめできる講座です。
レベル:初級文法の知識を有している方、ドイツ語学習歴が2~3年程度ある方、A2程度のドイツ語運用力がある方を対象にします。
担当講師:中山 純(慶応大学名誉教授)
中級文法Ⅰ:4/3~7/24(4/17, 24,31, 6/26, 7/14休講)
中級文法Ⅱ:7/31~11/20(8/14,21,28, 9/18, 10/9,30休講)
日時:月曜 19:30~21:00
受講料:45,600円(全12回)・テキスト代2,200円
原則として学期単位(12回)での受講をお願いいたします。途中参加の方は未受講部分を録画で補講してご参加ください。
お休みになられる部分についても録画での補講(無料)をお願いします。
回 | 授業内容 | 予定日 |
第1回 | 文の設計図になる動詞の結合価 (Valenz)1 | 4/3 |
第2回 | 補足成分(Ergänzung)の配置 - 語順 | 4/10 |
第3回 | 添加成分(Angabe)と文域 - 中域の語順 | 5/8 |
第4回 | 名詞や代名詞に特定の格を要求する品詞 - 格支配 | 5/15 |
第5回 | 特定の格を要求する前置詞・後置詞 - 2・3・4格支配の前置詞 |
5/22 |
第6回 | 2つの格を支配する前置詞 | 5/29 |
第7回 | 文の設計図になる動詞の 結合価(Valenz)2 |
6/5 |
第8回 | 名詞について – 性別・数 | 6/12 |
第9回 | 冠詞類と名詞句の構造 | 6/19 |
第10回 | 特定の前置詞付き目的語 (前置詞格)を要求する名詞 |
7/3 |
第11回 | 形容詞の3つの用法 | 7/10 |
第12回 | 形容詞の格支配 | 7/24 |
回 | 授業内容 | 予定日 |
第1回 | 形容詞と副詞の比較変化 | 7/31 |
第2回 | 単一時称と複合時称 | 8/7 |
第3回 | 助動詞類を含む時称形の作り方 | 9/4 |
第4回 | 話法の助動詞について | 9/11 |
第5回 | 動作受動と状態受動 | 9/25 |
第6回 | 受動の意味を表す表現について | 10/2 |
第7回 | 接続法の作り方 | 10/16 |
第8回 | 接続法の用法 | 10/23 |
第9回 | 文の接続 – 接続詞の種類 | 10/30 |
第10回 | 補足文(Ergänzungssatz)について | 11/6 |
第11回 | 副詞文(Adverbialsatz)について(1) | 11/13 |
第12回 | 副詞文(Adverbialsatz)について(2) | 11/20 |