恋の歓びと悩み、出会いと別れの切なる体験を結晶させ不滅の抒情詩を生み出し続けたゲーテの最後の恋とはどのようなものだったのか?そしてその恋の不幸な結末の後にゲーテは何を思って過ごしたのか?ゲーテの最後の恋をその詩から読み解く!
講 師:
野口 薫(中央大学名誉教授)
日 程:
2014年7月5日(土)
時 間:
17:00〜18:30
場 所:
本校 7番教室
参加費: 学院生;
1500円 一般;2000円

ゲーテは周知のとおり恋多き人であり、どの恋からも比類ない詩や小説が生まれた。そのゲーテ(1749-1832)が70歳を超えてから最後に恋をしたのがウルリーケ・フォン・レヴェツォウ(1804-1899)という17歳の少女である。それはむろん悲恋に終わらざる得なかった。
今回はこの恋から生まれた「マリーエンバードの悲恋」と呼ばれる詩を読み、そしてその後のゲーテの「諦念」の日々に思いを馳せてみましょう。
当日開催の七夕パーティー参加者は講演会参加費が500円割引きになります。パーティーでは野口先生を囲んでお話しいただけますのでぜひご参加ください!

野口 薫(のぐち かおる)
中央大学 文学研究科 独文専攻
中央大学 文学部教授
現在、中央大学名誉教授
専門:18世紀ドイツ文学史研究(ゲーテおよびその周辺の詩人、ロマン派の女性たちなど)
著書:『ドイツ女性の歩み』(河合節子、村上公子氏と共編著、三修社2001年)ほか。
訳書:『聖書物語』(G.フーセンエーガー著、J.グラヴィアンスキー絵、小塩節氏と共訳、朝日出版1973年)、『ベルリン・サロン―ヘンリエッテ・ヘルツ回想録』、沢辺ゆり、長谷川弘子氏と共訳、中央大学出版2006年)、『ハンズィとウメと私 − アドルフ・ムシュク短編集』(朝日出版社2010年)
お問い合わせ:電話03-3374-4863 ドイツ語学院ハイデルベルク